全国の吹奏楽ファンのみんな~~~~~~~~!! 

朗報で~~~~~~~~~す!!

なんと、淡路島洲本市で、洲本吹奏楽団の定期演奏会が2年ぶりに開催されるぞ!

はい。どうも!漱石です。こんにちは。久しぶりの演奏会情報に、テンションが抑えきれません。 

新型コロナウイルスをめぐり、WHOがパンデミックと判定して1年が過ぎました。ここ、淡路島洲本市でもコンクールや演奏会が中止になったり、そもそもそういう公演を行うための施設が使用禁止になってしまったり…。コロナの到来で芸術の分野って、本当にもう、考えられないほど大きな打撃を受けたんです。 

つまりですね。週に一度は音楽活動に関わり、最低でも2カ月に一回は何らかの公演を見てきた僕にとっては死活問題な訳ですよ皆さん。 最近はその寂しさを紛らわせるために動画を見ることを覚えましてね。様々な楽団や合唱団の、素晴らしい音楽に接しては布団の中で感涙にむせぶ日々…はい、端的に言って病んでました。 

そんな中、今回の定期演奏会開催の報せに接し、小躍りして喜ぶ漱石であります。 

■洲本吹奏楽団とは?

設立: 1984年1月29日。
略称は洲吹(すすい)。
「地域に根付いた夢のある音楽づくり」を モットーに活動する淡路島の吹奏楽団。高校生から社会人まで、現在43名の団員で活躍中。
詳しくはHPを見てね。
洲本吹奏楽団HP(外部サイト)

■団長の喜田さんに率直な今の気持ちを聞いてみた!

お話を伺った洲吹団長・喜田さん。
漱石

昨年はコロナの影響で定演ができなかったとのことですが、その辺どうですか。

喜田さん

う~ん、楽でしたねえ。

漱石

おっと?

喜田さん

今まで ぎゅうぎゅうに詰まってた予定が全部なくなっちゃって。まあ、ね、義務でもないし、なんやかんやで日常は過ぎていって、なんとなく続いていくんやな~っていう。

漱石

いくらなんでも率直すぎん?

喜田さん

あっという間に夏になったんですよ。夏が来て、秋が来て。一年が一瞬で過ぎ去ってしまったような。なんていうか、しんどいって言うのも無いんですけど、楽しいなとか、嬉しいなとか、良かったなみたいなのも無いんで。なんもないうちに歳だけとるという

漱石

では喜田さんにとって音楽とはどのようなものでしょうか。

喜田さん

音楽。難しいですね。う~ん、「僕が僕であるために」みたいな。 

漱石

アイデンティティーみたいなものですかね?

喜田さん

いうたら、趣味の活動じゃないですか。不要不急ですよね。やらなくても生きていけるし、やらなくてもいいことなんですけど、それをしないと、なんかもう、自分らしさというものがなくなってしまってた

漱石

活動休止中も、リモート合奏など、有志で活動をされていた方もいらっしゃったみたいですが。

※洲本吹奏楽団は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、活動を休止していた期間があった。その時期に有志数人でリモート合奏を行い、YouTubeに動画をアップロードしていたことを指す。

喜田さん

嵐の「ふるさと」ですね。それはそれで楽しかったんですよ。でも、それは、その場に集ったメンバーで音を作り上げる合奏とは異なります。一人で吹いてるのを編集して合わせてると、余計に寂しくなるんですよ。「合奏したいな」「みんなに会いたいな」って。 

漱石

分かりみが深い。僕自身、週一の音楽活動がなくなって久しいんですが、皆と会いたいし、音楽をみんなでつくりあげる喜びに飢えてます。

喜田さん

音楽という共通の場で、僕ら繋がってる仲間なんで、これがなくなるとみんなに会えないじゃないですか。これが本当の気持ちだなって思いました。

喜田さん

みんなに会いたい、皆と一緒に合奏したい、そこに、自分らしさがあった。不思議なことに、好きだからやってると思ってたんですけど、逆なんです。やってるから好きなんです。やらなくなったら、「別にやらんでええんちゃう?」という気持ちになっちゃう。どんどんそれに慣れていっちゃうんですね。でもそれは、「好き」ってものがない生活なんですよ。自分の中の「好き」がなくなっちゃうんで、これはやっぱりもう一度やろうと、ここから始めようと、そういう風に思いました。 

漱石

今回はもう一度、始めるための、皆にとってもそういうステージになる…

喜田さん

そうです!みんなの、本番見てほしいんですけど再開した場所、この場所から始められるという、その再スタートの場所になると思います。 

■ 指揮者の金山さんに曲の見どころ(聴き所?)を聞いてみた! 

今回の定期演奏会の曲目は以下の4曲。 

富士山-北斎の版画に触発されて-

淡い花の夢路 ~伊弉諾と伊弉冉、尊き国生みのエピソード~

ふるさと(嵐)

紅蓮華(鬼滅の刃OP曲)

正直ね、「ふるさと」と「紅蓮華」は大丈夫だと思うんですよ。でもな~、富士山と淡い花はな~、大曲ですからね(「富士山」、「淡い花」共に演奏時間は約8分間)。吹奏楽初心者の方は途中で眠くなっちゃったりしないかな~とか、余計な心配をしちゃうわけですよ。 

曲を構築してきた指揮者の方に、そのイメージを聞いておくことは、音楽を楽しむためにも大切なことです。「演奏の途中で眠くなったりしないんですけど~~~?プークスクス」というそこのアナタも、「やばい、暗い空間で座ってるだけで眠くなっちゃうううう!でも演奏は楽しみたいっ!!」というそこのアナタも、これを読んでより深く、洲吹の演奏を楽しみまっしょい! 

説明をしてくれる指揮者の金山さん

〇富士山-北斎の版画に触発されて-

金山さん

漱石さん。この曲の元になった、葛飾北斎の版画をご存じですか?

漱石<br>

これですよね。超有名なやつ。

 

金山さん

ええ。つまり、今回の公演はこういうことです。

漱石<br>

えっ?どういうことですか?

金山さん

つまりね、端的に言うとこの絵の情景を吹奏楽で表してるわけです。大きなうねりを伴いながら高くそびえる波濤。細かく砕け、飛び散る波しぶき。そのダイナミックな動きとは対照的に、ホルンの音色で表される富士山はどっしりとして動かない。静と動の対比を楽しんでいただければと思います。

〇淡い花の夢路 ~伊弉諾と伊弉冉、尊き国生みのエピソード~

金山さん

漱石さん、国生みの物語をご存じですか?

漱石

あ~、伊弉諾が伊弉冉を誘うセリフが、「凸と凹をジョイントさせようぜ!」みたいなノリだったのが印象的な国生みのシーンと、黄泉下りで死んだ奥さんに追っかけまわされる後半の場面が有名ですよね。

金山さん

あー、そこは全部カットですね。

漱石<br>

全カット!?嘘やん!?

金山さん

この曲は、この島の風景と、古代から現代へと続く日本の歴史を描いたものなんですよ。曲前半の穏やかな旋律で、僕は水仙郷の風景を思い描きます。穏やかな海と山、そして潮風の中薫り高く咲く水仙の花…

金山さん

中盤のアルトサックスのソロは、大切な伴侶を亡くした伊弉諾(イザナギ)の心情を表しています。僕はそこがめっちゃ好きで…しかしその孤独は長くは続きません。孤独な心を励まし、寄り添うようにメロディーがどんどん重なり、増えていく。やがて、古代から現代へ連綿と続いてきた日本の歴史が眼前に絵巻物のように展開されていく。そしてフィナーレは希望に満ちています。現代から未来へ、輝かしい音色と共にバトンを渡すようなイメージです。

漱石

漱石:昔の話だけかと思ったら、現代、そして未来への願いまで多くのメッセージが込められているんですね。

■最後に&演奏会情報

演奏を聴かせてもらいました。頭をブン殴られたような衝撃を受けましたね。通し練習にお付き合いさせてもらっただけだから、観客を楽しませるための演奏ではないけれども、指揮者・金山さんのもとで一つの作品を練り上げようとする迫力にただただ圧倒され、写真を撮るのも忘れて聞き入りました。

奏し始めの瞬間の魂が震えるような緊張感。サビに向かって盛り上がるときの、体中の血が騒ぐような高揚感。曲の終わり、輝かしい音色が名残惜しくホールの中空に吸い込まれていく瞬間の何とも言えぬわびしさと充足感…そういったものは、その場に足を運ぶことでしか得られない、本当に特別な感覚だったのだと、僕自身が音楽から遠く隔てられた今、初めて気づきました。そんな洲吹の定演について、詳細はこちらから!

〇日時

2021年3月21日(日)
午後2時開場 午後3時開演

〇場所

洲本市文化体育館

〇チケットについて

洲本吹奏楽団公式ホームページ(外部サイト)

※今回の定期演奏会は、コロナの感染対策のため、演奏前にチケットを購入し、指定された席で楽しんでいただくこととなります。ルールを守って楽しいミュージックライフを!

すでに予定していた販売数は終了しているとのこと…若干数当日分のチケットはあるとのことです!(先着順)