皆さんこんにちは!トウダイモトクラ荘住人のさいとうです。

本日の舞台は、前回に引き続き、洲本市五色地区。ウェルネスパーク五色という施設の一部である、洋ランセンターがなんかすごいらしいという噂を聞きつけてやってきました!

■ウェルネスパーク五色とは

ウェルネスパーク五色。洲本市民にとって、もはや説明は不要だろう。小中学校の校外学習や遠足で、誰もが一度訪れた経験がある、定番中の定番の施設である。遠足の行き先だと知ったときには「ええ~嘘でしょ?あそこもう何回も家族で行ってるんですけど!?」みたいな不満が噴出するものの、行った後は「なんだかんだで楽しかったよね」となる、不思議なポテンシャルを秘めた施設である(私調べ)。

総敷地面積は約16,5ha。甲子園球場4個分にあたり、意外と広い。

この面積にログハウスやキャンプ場などの宿泊施設、温泉やレストラン・体育館などを併設した、食べてよし、遊んでよし、泊まってよしの複合施設である。この敷地の一角に、「洋ランセンター」がある。

■いざ、洋ランセンターへ

今回お話をお伺いするのは、洋ランセンター施設長の小椋良啓さん。おっとりとした雰囲気で優しい語り口。

さいとう

初心者まる出しの質問で申し訳ないのですが、「洋ラン」とは何を指すのでしょうか?

小椋さん

ご覧の通り、お花の一種です。漢字で書くと「蘭」ですね。ランには本当にたくさんの種類があります。主として熱帯の地域が原産ですが、栽培の方法がヨーロッパを経由して入ってきたことから「洋ラン」の名があります。この洋ランセンターは平成8年にオープンした施設で洋ランの買い付けや栽培・販売等を行っています。

さいとう

結構洋ランって、愛好家の方々が美しさを求めて競い合う、品評会とかのイメージが強いですが

小椋さん

そうですね。うちでは買い付けのランだけでなく、自家産のものも販売しています。そうしたランは仕入れたものよりも値段を低めにしてるんです。少しでも楽しんだり、育てるきっかけになってくれればいいなと思って。

さいとう

ランの入門コースみたいな感じですね。でもランって育てるの難しくないですか?素人が手を出せるイメージがなくって、まさに「高嶺の花」って感じです。

小椋さん

協会の人たちが、そういうポジションに持って行ってしまったんで、若い人のラン離れが進んでしまった。だから今、ラン専用の花屋さんというのが姿を消していっているのは、新規の人が業界に入ってこなくなって回転が鈍ってしまったからなんです。だからこそ、今の時期を乗り越えて、ここが残ったらチャンスかなと。辛抱をしている時期にはなってるんですけれども。

■金魚、トト〇、多肉植物、etc.

なにやら真面目なお話になってきたものの、さいとうはそわそわと落ち着かない様子…。それもそのはず、この温室の中、ラン以外にも色々な生き物がひしめき合い、まるで小さな動植物園のような様相を呈しているのである。

小椋さんに振ってみたところ、予想外に面白いお話が聞けたため、ごくごく一部であるがご紹介させていただこう。

①金魚

小椋さん

水槽を置いてあるこの場所は、以前は倉庫だったんです。子どもたちも、生き物がいると喜んでくれてね。

さいとう

見てるだけで癒されますよね。

小椋さん

そういうところにようやくなってきたというかね。本来あるべき姿にようやくなってきたかなあと。

②トト〇

さいとう

ふっ…!かわいい…!!

小椋さん

ああこれね、おっさんが作ってるんです…僕なんです…すいません。

さいとう

なんで謝るんですか?すごくかわいいですよ!

小椋さん

いやあ(照)裏にね、どんぐりの樹があるので。いえいえ、器用じゃないですよ。器用な人は、本当にトトロみたいに耳をつけたりして、かわいく木工されてます。

さいとう

こんなにかわいいと、子どもたちも欲しがるんじゃないですか?

小椋さん

うん(笑)。「いいですよ」って言って、欲しい人にはあげてます。

③多肉植物

さいとう

ひゃあ~♡ 見て見て!
めっちゃかわいくないですかコレ!!

当初はその名前通り、洋ランの取り扱いしかなかった「洋ランセンター」。しかし、小椋さんがこの施設の管理を任される頃には空前のランブームは終わりを迎えていた。洋ランの販売だけでは地域に愛される施設の存続は難しい。そう考えた小椋さんが目を付けたのが多肉植物だった

小椋さん

現在多肉植物が置かれているスペースは、初めはすべてランを置いていたんです。ただ、年齢層が高い方は、興味を持って色々見て回ってくれるけど、子どもさんは飽きてくる。「帰る、帰る」と大きな声で言うんですよ(笑)。ちょっとこのままだといかん、何かが足りないな、と思って模索を続けるうちに、多肉植物の存在を知りました。

小椋さん

今みたいに多肉植物が流行ってなかったとき、お花屋さんもそういうの見向きもしていなかったときに、僕は「なんだか可愛いなあ」と心を惹かれてね。ランに比べると、高級な感じも無くて、親しみやすくていいかと思い、ちょっと置いてみようかと思ったんです。そうして、この2つの机上のスペースから販売をスタートしました。

さいとう

この小さなスペースから多肉植物の栽培が始まったわけですね。今は結構多くの多肉植物が置かれているように見受けられますが…

小椋さん

ええ。大体温室の半分程度のスペースが、多肉植物の栽培に充てられています。

小椋さん

で、あれよあれよという間に多肉植物のブームが来てね。お客さんも、この施設にたくさんの種類があるという噂を聞きつけて、来てくれるようになりました。最初は販売だけだったんですが、寄せ植えなどの体験もできたら、さらに楽しいだろうと思いましてね。

さいとう

分かってきたぞ、この空間…。「訪れた人に楽しんでほしい、そのためにはこれがあると素敵だな」って、そういう風にして、だんだんモノを増やしていったと見ました(笑)!

小椋さん

ええ。(ちょっと恥ずかしそうに)夢のある空間にしようと思ってね。少しずつ増やしていくうちにあんな感じになりました。せっかく来ていただいたら、やっぱり楽しんでもらいたいですからねえ。

訪れた人皆に楽しんでもらえるような、地域に愛される施設づくりを目指し、工夫と努力を続ける小椋さん。その人柄が、この「洋ランセンター」の親しみやすい雰囲気ににじみ出ているような気がした。ウェルネスパーク五色に来た方はぜひ訪れてみてほしい。「灯台下暗し」な体験が、あなたをお待ちしています。

■五色洋ランセンター

入場料無料
所在地:兵庫県洲本市五色町都志1087
TEL:0799-33-1600
営業時間:7:30~21:00
定休日:6月と1月に休園日あり
駐車場:有
HP:http://www.takataya.jp/relax/orchid.htm